芸能人から転身した政治家とその失態

本記事では、いわゆる「タレント政治家」に焦点をあてていきます。タレント政治家(タレントせいじか)とは、政治家になる前は芸能界でタレントとして活動していた政治家を指します。芸能人としての人気や知名度があると、選挙では当然有利になるため、政党が客寄せ的に擁立するのは定番です。国会議員などの場合には、タレント議員とも呼ばれます。

タレント議員の皆さんは、当然政治のプロではありません。元々の職業は「アナウンサー」であればいい方で、中には「芸人」はたまた「歌手」という人までいます。もともとその知識であったり、素養で議員として選出されているわけではないので、時にはボロが出てしまうこともあります。

政治家にスキャンダルはつきものですが、タレント議員の場合は「知識や経験の無さが露呈する」失態を犯してしまうパターンが多いようです。定期的にニュースになっていますよね。本記事ではその例をいくつか挙げていきます。 

今井絵理子議員

まずはこの人、90年代の大人気ガールズグループSPEEDの元メンバーである今井 絵理子議員。自由民主党所属の参議院議員さんです。

今井絵理子議員は、就任当時、沖縄出身であるにも関わらず米軍基地問題について「知らない」と回答し、大バッシングを受けました。政治家になる前は、政治に興味が無かったのでしょうか?

また、2017年には、妻子のある橋本健・神戸市議会議員(37)との不倫が発覚し一大スキャンダルとなりました。

丸川珠代議員

次は、今をときめく五輪担当相である丸川珠代議員のご紹介です。丸川珠代議員は、元テレビ朝日アナウンサーです。

つい先日、「オリンピック開催と感染対策、どちらが優先事項と思われていますか」と質問された際、「感染対策について1番の現場を持っているのは東京都。そして東京都はまさに五輪の主催者でありますので、どのような大会を実施すれば実際に医療の現場を預かる東京都としてどのような負荷が医療にかかるのかというのは、1番よくご存じだと思います」と回答して話題になっています。

この発言を巡っては、『えっ…本当に大臣ですか』とまでコメントするアナウンサーも。正直、言われても仕方がないですよね。

この方、立候補当時には、選挙に長年行っていなかったため選挙権が無かったことも発覚し、話題になりました。政治家になる前は、政治に興味が無かったのでしょうか?